水はけの悪い農地

各地の農地を訪問していると、つくづく水はけの悪い農地が
多いということに気付かされます。

特に、使わなくなった水田を畑として活用している場合は、
かなり水はけが悪いようです。

作物の根は、当然、水が必要なわけですが、一方で酸素も
必要です。

しかし、水はけが悪いと、土の中に酸素が入らず、根が呼吸
することが出来なくなってしまいます。

こうなると、根が水を嫌がり、十分根張りをすることが出来なく
なり、生育不良を起こしてしまうのです。

このような土が多いのですが、特に農家の方が耕作放棄or休耕地
として使わなくなった農地の場合は、こうした問題を抱えている
ことが多いように感じます。

では、どのように対策を打つのか?

短期的には、できるだけ畝を高く作り、畝内部の水はけを極力
確保するようにします。

一方で、水はけを悪くしている要因が、何なのかを見ておく必要も
あるでしょう。

土も掘ってみると、粘土層にぶつかって水はけを悪くしている
ようなことも多いものです。

こうなると、深く土を起こして、改めて土作りをしたり、他から
土も持ってきて農地に盛土をし、粘土層までの距離を確保する
というのも有効と言えます。

いずれにせよ、土作りというものは簡単ではないので、やはり、
農地を選定する段階が非常に重要になるということです。

農地の良し悪しで、その後の農作業の手間が全く変わってきます
から、これから農業を始めようとする場合はまず慎重にならない
といけない点ですね。

器のでっかい土

9年前から循環型農業の取り組みで各地を訪問していると、
いろいろな土を見ることができます。

ふかふか、砂、粘土・・・

本当にいろいろな土があるものです。

「この土は○○野菜に向いているんです」という話もよく
耳にします。

そのたびに他の土と何が違うんだろう???

こんな疑問を持ってきました。

水はけ?肥料分?土の成分???

野菜の種類によって、水が好きなもの、肥料を沢山必要と
するものなど、いろいろな性質があります。

土の種類によって、そういった野菜の性質にどこまで対応
できるかで野菜が元気に育つかが決まり、美味しさに繋がって
くるのでしょう。

現在、循環型農業の研究をやらせていただいている鯉淵学園の
農場は、私がこれまで見てきた土の中でもトップクラスの土
だと思います。

水はけも良く、一方でしっかりと保水もでき、まさにふかふか
状態。

有機質も沢山含んでいて地力もあります。

こうした土は、「器のでっかい土」という表現が相応しい
でしょう。

そんなに手をかけなくても、いろいろな種類の野菜を育てる
ことができます。

このような土を作ることが大事なのです。

一方で、まだまだ土が出来ていない状態だと、栽培できる野菜の
種類も限定されてきます。

更に、頻繁に面倒を見てあげなくてはならず、手がかかって
しまうのです。

農作業をしていると、いつも思うのですが、「つくづく人間と同じだな〜」と・・・

自然から学ぶことは本当に多いですね。

「器のでっかい人」になりたいものです。

園芸療法に触れる機会が増えています

最近、園芸療法について、触れる機会がかなり増えてきています。

一般的には、「農」に触れることによって、身体や心の癒しや
リハビリを行うというものです。

一方で、様々障害を持った方々が農業の仕事をするという話も
増えています。

障害者の方々の自立支援が求められている中で、こうした動きは
非常に重要になってくるでしょう。

農業分野でコンサルティングを行っている者としては、

どうすれば障害者の方々が現場で活躍できるのか?

そして、障害者の方だけでなく、雇用している企業や消費者など、
どうすれば全員にメリットのある仕組みを作ることができるのか?

そんなことを考えています。

実際の農作業現場で障害者の方が仕事をし、その農産物および
関連商品が消費者に喜ばれるようになれば、モチベーションも
高まることでしょう。

同時に、存在価値を実感することで、前向きになり、リハビリに
繋がっていくように思います。

身体障害、知的障害、精神障害など、障害特性に合わせた農作業
現場を用意できれば、むしろ、健常者以上に良い仕事をするように
なるそうです。

こうした現場は実際にいくつもあり、9月には「本物の農を学ぶ
大視察セミナー
」と題して、現場見学会を開催します。

まさに目からウロコの見学会になりそうです。

私自身もそうですが、まさに百聞は一見にしかずなので、
どんどん先進事例を勉強していきたいと思います!

長野でも農業参入のお手伝いが始まりました!

最近、いろいろな地域で様々な業種からの農業参入をお手伝い
しています。

そして、長野の企業さんは、食品製造業から自社の原料となる
農産物生産を考えています。

さらに、原料となる農産物生産以外の生産も考えており、
新たな事業の柱として農業展開を進めていく予定です。

まずは候補となる農地を見学してきたのですが、とにかく景色の
良いところで、仕事ではなく、の〜んびりと旅行にでも来たく
なりましたね。。。


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農地確保の面ではロケーションの最高な立地で準備ができそう
なのですが、一方で、各地を回っていてつくづく実感することが、
やはり高齢化問題ですね。

地域によって差はありますが、田舎に行けば行くほど深刻だと
思います。

その分、農業参入がしやすくなっているとも言えるかも知れませんね。

最近になって、食品製造業の企業さん2社から立て続けに相談を
受けておりますが、いずれも原料となる農産物生産をしている
農家さんの高齢化および後継者不足を心配しての農業参入です。

おそらく、今後、こうした動きが活発化してくることでしょう。

今年も筑波大学附属駒場中学校で授業をしてきました!

筑波大学附属駒場中学校といえば、もう皆さんもご存知の超進学校の
あの「筑駒(つくこま)」です。

附属の高校から東大へ行く生徒が多数出る学校です。

2006年から毎年「生育と肥料」という授業でお話をさせていただいて
おります。


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もう5年目になっていたとは、つくづく時間の経過はあっという間
だと驚いてしまいますね。

授業にお招きくださっている市川先生とは、この授業についてだけで
なく、いろいろなお話をさせていただいておりますが、そのたびに
沢山の勉強をさせていただいています。

そして、なんと今年は筑駒高校の生徒さんが、マイクロソフト社主催の
イマジンカップ日本代表に選ばれたそうで、来月早々にポーランドで

世界大会に出場するそうです。

IT業界最高峰とも言えるほどの大会らしいので、非常に楽しみですね。

それにしても、大学生まで出場できるこの大会で、高校生が代表に
選ばれるとは本当にどんな頭脳なんでしょう。。。

今回、生徒さん達が選定したテーマがたしか「貧困と飢餓の救済」
をITで解決していくというものだったので、「食」に関する点で
微力ながら私もアドバイスさせていただきました。

是非、こうした生徒さん達には、どんどん突き抜けた存在になって
いって欲しいものです!

2010年07月
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